JR上野駅にある無人店舗

先月、東京へ行ったときにJR上野駅にある無人店舗を利用してみた。(以下の写真は2024年12月14日撮影)

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JR上野駅11-12番線ホームにある、「セルフ駅そば」。看板の右横にロゴマークがあるように、「Yo-Kai express」の自動調理販売機を使用した、店員のいない無人店舗。(Yo-Kai expressはアメリカのフードテックベンチャー企業)

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店内は、立ち食いカウンターと自動調理販売機があるだけでシンプル。

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自動調理販売機はタッチパネル操作で、支払いは交通系ICカードとクレジットカードのみ。

購入から完成までの様子は動画で。

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完成したそば。使い捨て容器にフィルムでフタがされた状態。この状態から判断すると、自動調理販売機と言っているが、調理というより調理済の冷凍食品を解凍・加熱しただけという感じ。最近では昭和レトロ自販機として紹介されることもある、昔のめん類自動販売機の進化形という感じだ。

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フタのフィルムを剥がした状態の「豚肉そば」。
食べてみると温かくてそれなりに美味しいが、特別美味しいわけではない。実際にその場で調理するそばには及ばない。
この店は、昔の立ち食いそば(飲食店)の無人化ではなく、自販機への置き換えといえる。ロボットがその場で調理するようにしないと、飲食店の無人化にはならないだろう。

次に、同じ上野駅の11-12番線ホームにあるコンビニ「NewDays」に行ってみた。
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こちらも、店員がいない無人店舗。店構えは駅構内にある普通のコンビニだが、入口横にあるカードリーダーへ交通系ICカードをタッチしないとドアが開かない。
買い物は通常の店舗と同様で、商品を持ってセルフレジ(キャッシュレス決済専用)で支払う。高輪ゲートウェイ駅にある「TOUCH TO GO」のようなカメラによる自動認識ではない。店内は壁際に商品棚とセルフレジがあり中央が広く見通しが良くなっている。これは防犯カメラの死角をなくして万引きしづらくするためだろう。でも店舗スペースが無駄になるし、完璧に万引きが防げるわけではない。TOUCH TO GOを導入するほどコストはかけられないが、人手不足に対応するために妥協した形態なのだろう。

将来は、このような店舗が普通になるのだろうか?

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