「エキトマチケット」を使ってみた

JR東日本が発行している「エキトマチケット」を初めて使用してみた。「エキトマチケット」は、飲食店・お土産店・観光施設などの様々な店舗で使用できる電子チケットだ。

使い方は、
1.JR東日本の通販サイト「JRE MALL」で「エキトマチケット」1枚500円を、あらかじめ購入しておく。
2.店舗での支払時にスマートフォンで「JRE MALL」の「エキトマチケット」を使用する画面を開く。
3.「エキトマチケット」の使用枚数を設定し、レジに提示された店舗コードを入力する。
4.「エキトマチケット」を使用して、店舗名と枚数(金額)が表示されたら店員に見せる。
これで支払いが完了する。

「エキトマチケット」をあらかじめ購入しておくのは、チャージ式の電子マネーと同じ感じ。
スマートフォンで店舗コードと使用枚数(支払金額)の入力をして店員へ見せるのは、○○Payなどのコード決済と同じ感じ。
しかし、大きな違いがある。「エキトマチケット」の購入・支払い単位が1枚500円であること。
例えば、700円の買い物をするのに、「エキトマチケット」を2枚使用すると1,000円になり、おつりはない。だから、1枚使用して不足分は現金で200円支払う必要がある。つまり、「エキトマチケット」というのは1枚500円の商品券なのだ。昔からある紙の商品券(図書券とかクレジット会社が発行する商品券など)をデジタル化したイメージだ。

このデジタル商品券というスタイルは、使う側からするといまいち。支払金額が500円の倍数じゃないと、現金支払いが発生するので純粋なキャッシュレスではない。
紙の商品券と比べれば、ネットに繋がる所ではいつでもどこでも購入できるメリットはあるが、支払時に店舗コードの入力などをしなければならないので面倒。
「エキトマチケット」には購入から180日の使用期限があるので、あらかじめ購入すると言っても、使う当てが決まってから買うのが良いだろう。電子マネーのようにまとめてチャージしておくという使い方ができない。
Suicaなどのチャージ式電子マネーの方が遥かに便利。導入店舗としては電子マネーやクレジットカードなどの決済端末を設置する必要が無くて導入しやすいが、それはコード決済も同じ。

今回、自分が「エキトマチケット」を利用したのは、銚子電鉄の犬吠駅売店で買い物する時、電子マネーやクレジットカードは使えないが、「エキトマチケット」が使えたからだ。この条件を満たしたら今後も使用するつもりだが、積極的に使う感じじゃないな。

JR東日本はSuica(電子マネー)の導入が難しい店舗へのキャッシュレス決済を展開するために「エキトマチケット」を発行していると思うのだが、どうしてコード決済ではなく電子チケット(商品券スタイル)にしたのだろう?Suicaとの兼ね合いでチャージ式コード決済にできない理由があるのだろうか。

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