Suicaで乗車したのに分割切符みたいになった

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先日、赤羽から前橋までモバイルSuicaで乗車した。これはその時の利用履歴だ。新前橋駅で改札口を出ていないのに赤羽~新前橋(運賃:1,694円)と新前橋~前橋(運賃:147円)に分割されている。合計運賃は、1,841円だ。赤羽~前橋の通しの運賃だと1,980円なので本来の運賃より139円安くなっている

これはまるで分割切符のようだ。基本的に運賃は遠くなるほど割安になるが、途中で分けて買った方が安くなる場合がある。(分割切符について詳しく知りたい方は検索して調べて下さい。)今回の赤羽~前橋の場合もそれに該当するのだが、不思議に思ったのはSuicaで改札を出ずに乗車しているのに分割されて安くなっていること。

上の利用履歴をよく見ると赤羽~新前橋で、新前橋駅が「定」(定期券で出場)になっている。新前橋~前橋では新前橋駅が「定」(定期券で入場)になっている。定期券が関係しているようだ。利用したモバイルSuicaには新前橋~渋川の定期券が入っている

B駅~C駅の定期券があるSuicaでA駅~B駅~C駅~D駅を乗車した場合。
Suicaの運賃計算はA駅~D駅の通しの運賃(定期券を使用しない)と、A駅~B駅の運賃+C駅~D駅の運賃(定期券を使用する)を比較して安い方を採用する機能がある。でも、これは乗車区間内に定期券の区間がある場合の話だ。

赤羽~前橋では、定期券の区間(新前橋~渋川)は含まれない。でも、新前橋駅は渋川方面(上越線)と前橋方面(両毛線)の分岐駅なので、定期券で乗降できる駅(新前橋駅)は含まれている

乗車区間に定期券の区間が含まれなくても定期券で乗降できる駅が含まれる場合。通しの運賃と、定期券で乗降できる駅を境に分割した運賃の安い方が採用されるという機能があることになる。(知らなかった。)

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