Suica 20周年
JR東日本のICカード乗車券「Suica」のサービスは20年前の今日、2001年11月18日に始まった。最近の新しいユーザーは知らないかもしれないが、上写真のように20年の間にカードデザインが変わっている。
左上が20年前のサービス開始当日に購入した「Suicaイオカード」。「イオカード」(磁気カード)のICカード版という位置づけだった。カード右上にイオカードマークが入っている。なお、「Suicaイオカード」には定期券を載せることはできない。「Suica定期券」は別のカードになっていた。
まだ、最初のカードは電子マネー機能(店舗での支払い)は無く、電車に乗れるだけのカードだった。また、すっかりSuicaのキャラクターとして定着したペンギンもカードに描かれていない。「Suicaのペンギン」自体は20年前から存在していたが、あくまでもSuicaサービス開始のPRに起用されたキャラクターであり、Suicaそのもののキャラクターではなかった。
左下のカードが2番目で、電子マネー機能が付いたもの。カード右下にSuica電子マネーマークが追加され、さらにペンギンも登場した。
右上のカードが3番目。「Suicaイオカード」から「Suicaカード」へ変更になり、イオカードマークが無くなった。これにより、「Suica定期券」と共通のカードになった。「Suicaカード」に定期券を追加すれば、「Suica定期券」になる。また、定期券無しで個人情報を登録した記名式Suica「My Suica」にする事もできるようになった。
右下が4番目の現行カード。ペンギンの顔が横向きから正面向きに変わっている。
20年前は首都圏のJR東日本でしか使えなかったSuicaも、今では相互利用で日本全国の多くの路線で使用できるようになった。また、電子マネー決済もJR東日本系列だけから始まったが、さまざまなところで使えるようになっている。近年、キャッシュレス決済がやっと広まってきたが、Suicaはだいぶ先取りしていたと思う。
今後のさらなる発展に期待したい。
この記事へのコメント