ダイヤ改正で吾妻線・上越線に変化

 上越線の高崎~新前橋は上越線の列車に加えて、新前橋駅で分岐する両毛線、渋川駅で分岐する吾妻線の列車も走るため、利用客数に対して運転本数が多かった。毎時5~6本程度運転されていて、高崎駅から東京方面へ向かう高崎線の本数(毎時3~4本程度)より多い状態だった。
 便利で良かったのだが、輸送力過剰と判断されたのか今日のダイヤ改正から一部の吾妻線と上越線は高崎~新前橋が運転取りやめとなって新前橋発着に変わった。今まで高崎発下り列車の新前橋行き(新前橋発上り列車の高崎方面行き)はあったが、渋川方面発上り列車の新前橋行き(新前橋発下り列車の渋川方面行き)が初めて登場したのだ。自分が知る限り、電車に乗るようになった中学生時代(35年ぐらい前)から初めてだと思う。

 会社に行くため、新前橋駅へ行くと早速大きな変化が。

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 4番線は、いつも乗っている6:25発大前行き2両編成が6:23発大前行き3両編成に変わっている。この列車は高崎発だったが、新前橋発に変更されている。また、3番線の方は6:20発桐生行き5両編成だったが、6:20発小山行き4両編成に変わっている。吾妻線の大前行きが新前橋駅発になったため、高崎~井野からこの吾妻線を利用する乗客は、今までより5分早い両毛線の小山行きに乗車して新前橋駅で乗りかえなければならない。

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 6:23発の大前行きは、6:10頃に4番線へ入線した。高崎車両センターからの入れ換え扱いのためか、接近放送もなく到着。ダイヤ改正前は107系電車2両編成だったが、115系電車3両編成になった。

 ここからは自分の予想だが、吾妻線と上越線の一部列車が新前橋駅発着に短縮されたのは輸送力過剰の理由だけでなく、107系電車置き換えも関係していると思う。3両編成と4両編成の115系電車は、211系電車への置き換えが進んでいる。しかし、107系電車は2両編成なので先頭車化改造などをしない限り211系電車に置き換えられない。そこで、107系電車2両編成の運用自体を廃止し、その運用減を運転区間短縮で埋め合わせる。
 まだ、107系電車は4両編成で運転されているようだが、2両編成での運転はもう無いのかもしれない。(未確認)

この記事へのコメント

つかよはな
2021年10月11日 18:46
ターミナル駅から先で分岐路線はその区間乗り入れのおかげで本数が多く便利ですが同じ北関東の宇都宮~宝積寺の烏山線も時間によっては宝積寺発着になります。友部~水戸の水戸線は友部発着、水郡線常陸太田発着列車も上菅谷発着になるのもあります。ロスを防ぐためなのかもしれません。同じように八高線も倉賀野発着が出来るかもしれません。

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